地養菜の生産方法は、土壌微生物が働きやすい環境づくりをする環境保全型農法になります。化学肥料や農薬に頼らず、自然のチカラを引き出し、地域環境にダメージを与えない自然と共存できる農業です。また、使用する資材についても地域で有効に利用されなくなった里山からのバイオマスや利用されない海産物、地域で排出される畜産系のバイオマスを積極的に利用する事により肥料マイレージをなるべく少なくし、地域環境の保全とその守人たる一次産業の雇用に少しでも貢献する事を目指しています。
化学肥料や農薬の多用により農地が疲弊していると、よく耳にするようになりました。脈々と続いた日本の農地は、先人の知恵と努力の結晶で世界に誇れる豊かな財産です。この土壌を残せるかの分水嶺は、私たちの日常生活が担っています。この豊土を次世代にしっかりと引き継ぐことは私たち生活者の責任です。同時に多様な生物と共存してきた里山、恵みを与えてくれる海、農とのバランスが崩れた畜産との共存を目指していきます。
環境保全型農法が継続するには、生産者が持続的に再生産可能な生活が出来る事が前提です。地養菜を購買する事が、先人から受け継いできた自然との共存サイクルを回す一助となります。
≪生産者の使用資材に関し、全てを地養菜協会が認証してるわけではありません≫
