里山の恵みである「純正木酢液」を使用したボカシ(堆肥)の作り方を地養菜資材の実地試験をお願いしている茨城県つくば市の森口農園の森口さんに教えてもらいました。
「純正木酢液」を使用したボカシと通常と同じように微生物資材を使ったボカシを比較し作成したところ「純正木酢液」を使用した地養ボカシの方が良い結果がでました。ただ、微生物資材との相性もあるので、微生物資材など他の資材と木酢液を合わせてボカシを作成する場合は注意が必要です。
地養ボカシの分析結果
微生物資材の相性が悪い例
●地養ボカシの作成方法 10a(1反)分のだいたいの目安量
- ・米ぬか(約70キロ)
- ・籾殻(米ぬかの体積と同等量)
- ・カキ殻
- 20㎏×2袋
- ・菜種油かす
- 20㎏×2袋
- ・かに殻
- 20㎏×1袋
- ・純正木酢液500倍希釈水
- 適量
・鍬(材料を混ぜます)
・ブルーシート(混ぜた材料を包みます)
・バケツ(木酢液を希釈します)
- 材料を全て混ぜる。
- 純正木酢液を500倍で希釈した木酢水で水分調整をする。
- 水分が平均的になるようによく混ぜる。
- ブルーシートの上に移し全体にシートを被せ覆う。
- 夏場なら2~3週間。冬場ならば1ヶ月置くと完成。
2の水分調整の表現が難しいですが、約30%に調整するのが重要との事。
森口さんは、いつもさわった感覚で調整し、ボカシを手で握って開いた時に一つに固まると水分が多すぎ、幾つかにフワッと別れるくらいが丁度よい水分と判断しているそうです。畑の状態や入手できた米ぬか等の資材量によって分量は若干調整しているそうです。皆様も畑と会話をしながら試してみてください。
森口さんのサラダカブは、生でパリパリとかじるっていると、いつの間にか葉っぱまで食べてしまうくらい美味しいです。
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