寒露

寒露(かんろ)

二十四節季の17番目の節季、新暦では10月8日頃
七十二侯では初項「鴻鴈来」次候「菊花開」末候「蟋蟀在戸」となります。朝晩が冷え込み草木の露が霜になり、冬の鳥も渡ってくる秋が深まる時節。

旬の行事

神嘗祭(かんなめさい)
五穀豊穣に感謝し、その年とれた米の初穂を天照大神に奉る伊勢神宮と宮中の祭り。神の饗(あえ)から来た言葉とか、饗とは食事でもてなす事。

十三夜(じゅうさんや)
十五夜から一月後の旧暦の9月13日。中国から十五夜が入って来る前から存在した日本古来のお月見の日。十五夜は別名「芋名月」といわれ十三夜は「豆名月」「栗名月」と呼ばれるのは食べ頃の時期なのも一緒。十五夜だけ月見をして十三夜の月見をしないのは「片月見」といい、縁起がよろしくないそうです。

旬の事柄

えびす講(えびすこう)
日本中の神様が出雲大社に出向く神無月。恵比寿様はお留守番として残るそうです。置いてきぼりをされ気の毒な恵比寿様を慰めようと神無月に盛大に行われるのがえびす講のようです。恵比寿様の商売繁盛のお祭りは多くの地域でそれぞれある。関東では10月20日に行う地域が多く「二十日えびす」といわれる。一方、関西では正月10日に行う地域が多く「十日戎」といわれ、農村部には「宵えびす」といわれる祭りもある。

旬菜

茸(きのこ)
いまでは栽培技術のおかげで年中食卓にあがるが、天然ものはやはり格別、せっかくの秋なので里山の恵みを天然ものでいただいてみては如何でしょう。占地(しめじ)は、広葉樹やアカマツなどに生えるがホンシメジといわれる天然ものは希少。舞茸(まいたけ)も、ブナ科の木々に生えるキノコで大きな株だと10㎏にもなる。滑子(なめこ)もブナやナラの切株などに生えるキノコ。

旬の料理

揚げ茄子(あげなす)
茄子と油の相性は抜群。一年中出回る茄子ですが秋ナスは実が締まり特に美味しい時期。アツアツに油で揚げホロホロと崩れる茄子を頂きたい。切ってすぐに揚げ出来立てを頂きましょう。

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