霜降

霜降(そうこう)

二十四節季の18番目の節季、新暦では10月23日頃
七十二侯では初項「霜始降」次候「霎時施」末候「楓蔦黄」となります。北国から順に霜の便りが届く頃、秋の旬が名残となり冬の旬が北から届きます。

旬の行事

ハロウィーン(はろうぃーん)
いつの間にか日本にも浸透した感がある10月31日のイベント。本来はケルト民族の収穫感謝祭りであったものをキリスト教が取り入れたとされます。ケルト民族は1年の終わりを10月31日としており、この夜は精霊や魔女が出ると信じられていました。キリスト教では万聖節(ばんせいせつ)という祝日の前夜祭とされています。

旬の事柄

紅葉狩り(もみじがり)
もともとは、7世紀頃、宮廷や貴族の間で行われていた優雅な遊びのひとつでした。時代が下り江戸時代に庶民の間に広がり、紅葉を見、酒盛りをして秋の一日を楽しむようになりました。

初時雨(はつしぐれ)
晩秋から初冬の季節雨で一時的に降ったり止んだりする雨。

旬菜

百合根(ゆりね)
百合根といいますが厳密には根ではなく葉が変化したものだそうです。流通しているほとんどが北海道産。この百合根は栽培にとても時間がかかり、種球から出荷まで6年かかるそうです。また一度植えた畑では7年は空けないと上手く育たないそうです。なんとも贅沢な野菜です。

旬の料理

根菜にキノコにと収穫の秋のまっただ中。季節に感謝していただく料理としては芋煮など如何でしょう?芋煮会は関東以北、特に青森を除く東北で盛んに行われ、元々は里芋の収穫にあわせた収穫祭と寒さの厳しい地域では、冬季に保存が難しかったことから消費する必要があり寒い地域で盛んに行われたようです。具材は地域で様々なので手に入った材料で気軽にチャレンジしてみましょう。

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