二十四節季の23番目の節季、新暦では1月6日頃
七十二侯では初項「芹乃栄」次候「水泉動」末候「雉始鳴」となります。小寒から「寒の入り」となり「寒中見舞い」が挨拶になる。本格的な冬の寒さが訪れます。
旬の行事
どんど焼き(どんどやき)
地域によって、左義長(さぎちょう)、道祖神祭り、三九郎焼き、鬼火、オンペ焼きなど様々に呼ぶが、新年最初の満月の日である小正月(1月15日)に行われる火祭り。一年の穢れを祓い、無病息災、五穀豊穣を祈る行事となった。正月に使ったお飾りや書初めなどをくべて燃やします。
小正月(こしょうがつ)
1月1日は大正月、15日を小正月といい、旧暦で満月にあたる日です。新年最初の満月を祝う日で、本来であればこの日までが松の内。別名女正月ともいいます。またこの日に元服の儀式をおこなっていた名残として成人の日が定められています。
旬の事柄
十日戎(とおかえびす)
「商売繁盛で笹持ってこい」の景気よくひびかせる「えべっさん」こと大阪の今宮戎神社のお祭り。年の最初のお祭りともされています。七福神の一人で商売繁盛の恵美須様のお祭りです。
旬菜
白菜(はくさい)
アブラナ科の野菜で霜が降りてからが旬。中国で古くから栽培されていたというが、今のような結球する白菜が登場したのは16世紀から18世紀といわれている。日本で栽培がされるようになったのは20世紀。日本での生産量は大根、キャベツに続き3番目に生産が多く、鍋の時期の主役級の野菜となっている。多くのアブラナ科と同じく連作障害も多く、他のアブラナ科との交雑も多いので品種の維持が難しい。
旬の料理
七草粥(ななくさがゆ)
1月7日は人日の節句(じんじつのせっく)といわれ、七草粥を頂く松の内最後の行事。粥に入れる七草は芹せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)で春の七草と呼ばれる。新しく芽吹く生命を得て無病息災を願います。