二十四節季の22番目の節季、新暦では12月22日頃
七十二侯では初項「乃東生」次候「麋角解」末候「雪下出麦」となります。一年の中で昼間が最も短く、夜が長い季節。古来の暦では冬至を起点としていた。
旬の行事
柚子湯(ゆずゆ)
身体を温め、風邪知らずになるとされています。冬至と湯治の語呂合わせからともいわれますが、かつて冬至は一年の始まりだった一陽来復(いちようらいふく)の日、体を清める禊(みそぎ)の意味があったといいます。
Christmas(くりすます)
約2000年前にベツレヘムの馬小屋でイエス・キリストが生まれた事を祝う「降誕祭」で一般的には12月25日。この日はサンタクロースがプレゼントを配るため世界中を駆け巡り、NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)がこれを追跡し「今どこにサンタさんが居るか?」をリアルタイムに教えてくれるNORAD Tracks Santaも風物詩です。
旬の事柄
七味五悦三会(しちみごえつさんえ)
江戸庶民の風習。除夜の鐘をききながらその年出会った「美味しかったもの7つ」「嬉しかった事5つ」「出会えてよかった人を3人」思いだし、それぞれちゃんと思い出せたら「今年は良い年だった」。何かが欠けていたら「来年はがんばろう」とするのだそうです。美味しい食べ物から入るのがいかにも江戸っ子です。今年の七味五悦三会は如何でしたか?
大祓(おおはらい)
6月と12月の末に神社では、茅や藁を束ねた茅の輪(ちのわ)といわれる輪が神前にたてられます。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらひ)を起源とするものです。6月末は夏越(なごし)の祓と呼び、12月末は年越の祓とも呼ばれ、新たな年を迎えるために心身を清める祓いです。
旬の料理
お雑煮(おぞうに)
元旦に汲み上げた若水と新年の神聖なる火で、年神様に供える食材で煮たものがお雑煮です。神様と一緒にお食事をする大切な儀式です。お節料理が火を使わない食材なのはお雑煮以外には火を使わないためともいわれています。